2017/09/19 全部が出来る バドミントンと意欲

この3連休も運動三昧でした。土曜日は三男坊が図書館でバスケの本を借りたいと言い出したのでそれに付き合い、夜に空いている体育館でバスケ特訓。日曜日はジュニアのバドの練習。月曜日は朝から長男坊の練習に参加し、夜はジュニアのバドミントン練習でした。

やりたい事があると自分で調べ、自分で考え、自分で練習するんだなと、三男坊をみていて気づかされました。ジュニアのバドミントンでも、「自分で調べる」この事を自分でしている子は、どんどん伸びている事を考えると、調べるという行動がその人にもたらす効果は絶大なんだなと感じます。

うちの三男坊もバドミントンについても「自分で調べる」が出てくるとより、練習意欲が増すのでしょうが、今は放課後に友達とバスケットが楽しいみたいなので、そっちでトレーニングを踏みつつ、調べて実践し成長するという経験を積んでもらえればなと思います。

さて、最近バドミントンの初心者(中級者以上もそうですが)について、ずっと「ぐんと成長するスイッチ」って何なのかを考えています。ようやくうちの三男坊もスイッチが入った事もあり、そのスイッチが押されるメカニズムを研究対象にしています。

まだまだ仮説の域は出ませんが、現時点でわかった事は、「全部出来た」が大きいのかなと感じます。精度面での出来たではなく、一通りのバドミントンを知った。これが大きいのかなと。ほぼ半面でしか練習をしていない子だった1年前、夜錬にも参加しはじめたのが昨年の12月、すべての練習に参加するようになったのが今年の4月。そして一通りの練習を覚え、他人にも教えられるようになった今。

過去を振り返ってみるとスイッチの入った町田オープン(7月)の頃が丁度、すべての練習に参加し始めてから3か月に入る頃でした。もちろんこの間に、学校で判定される運動基礎能力も「C」から「A」へと変わったという面もありますが、ダブルスでは元気にアグレッシブに取り組めるのですが、まだまだシングルスにおいては迷いがあるように感じます。

ダブルスにおいては、過去の経験も含め、「ほぼ全部出来る」になっているが、シングルスにおいては、この「ほぼ全部出来る」には至らず、迷いや不安がある部分が残っているため、アグレッシブさや試合中の落ち着きがもたらされないのかなと感じます。

こんな自分の息子の事も踏まえ、他の子を見渡して考えると、「全部が出来る」がとても大きいのだなと感じます。初心者は半面などで基礎的な練習を繰り返してそれは確かに上達し「よさそう」にはなるのですが、いざ試合をしてみると、その良さが出ないまま終わる事が多いのです。

一方、半面での技術精度は「まだまだ」と感じる子であっても試合になると「意外とやるね」という子もいます。全部を出来る子は試合に挑めるが、一部しか出来ない子は、それが例え上手であっても、試合にはまだまだ挑めない。こんな風に感じます。

練習では出来たのに試合ではだめだった子、練習はあんまりだったけど試合ではがんばれた子。後者はスイッチが入りやすく、前者はスイッチは入りにくい。こういう風に感じます。ジュニアの時代に一番伸ばしたい神経系の練習を一つ一つ階段を登るようにメニューを組む一方で、「全部を知る」という部分も重要なのだなと感じます。

学年に関わらず上手下手に関わらず教えられる事は全部教えてよい。バドミントンに関わる心技体すべてを伝え練習してもらう。こういう部分がチーム全体のレベルアップには取り入れると良いのかなと感じます。もちろん習得速度は個々人で変わるでしょうが、全部知っているという頭の準備が、子供の心に小さくとも確実な自信を植え付けていくのかなと感じます。

話は最初に戻りますが、「自分で調べる」これが出来る子は、全部を早く知りやすく、自信の芽生えも早くなる。こうも言えるのかなと思います。

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