2017/09/21 スマッシュを早くする方法 バドミントンと体の角度

三男坊がお風呂に入る姿をみて、そろそろスマッシュを強化させても良さそうな体つきになっているなと感じました。下半身はまだ若干頼りなさはあるものの、肩甲骨もしっかり育ち、大胸筋も随分とたくましくなってきています。また、身長的にもそろそろ上から下へ叩けるくらいにはなってきました。

今までのスマッシュは身長も低い事があったので、良い姿勢で振り切る。これだけだったのですが、体を若干斜めに傾ける動作を取り入れてもシャトルが沈む背丈の130cmを越えたので、いよいよかなと感じます。ジャンプ力も付き、さらにはぐんぐん成長も伸びる時期になっているので、少しばかりスマッシュの打ち方の補正をしてあげたいと感じています。

ちなみに同学年でも身長が高い子達は、自然と体を斜めにして、スマッシュが打てています。同学年の女子は、すでに150cm近くありますので、随分前に体を斜めにして打つスマッシュを教えました。足腰がまだ弱いので3歩動くとネットにかけることは多いですが、今ではそれでも十分な武器になっています。

スマッシュはやはり高いところから下へとラケットヘッドを振り切る。これが何と言っても力強いスマッシュのファーストイメージです。とはいえ、真上に腕を上げるようにしては、肩甲骨や大胸筋の力を上手く活用できません。ラケットヘッドも走りません。

基本はゼロポジションと呼ばれる位置でスマッシュも打つのですが、体を若干斜めに傾ける事で、ゼロポジションの位置が上に移動されます。また、この斜めに傾ける動作の時に、背骨の曲線や背筋に力が自然と溜まるので、その力も活用できるようになります。

体を斜めにする。頭の位置は垂直方向ではなく、20度くらい傾けた位置になります。この傾きに合わせて、体全体も斜めにします。但し、無理に頭を傾ける必要はありません。これは体幹がブレてしまいます。後ろ足を相手コートに向けて直線的に蹴るイメージを若干斜め前方に蹴りだすと、自然と体も傾くのでこの流れの中で打ちます。斜め前に飛び出すこんなイメージが近いです。

ラウンド側にシャトルが来た場合には自然と体を傾けながら打っている人も多いのですが、これをストレートに来た場合でも似たような傾きをもって打てれば、より角度のある強いスマッシュが打てるようになります。より強いスマッシュを打ちたいのであれば、さらに上体を若干後ろに反らせば、体が螺旋状にうまく回転し強くなってきます。

後ろ足から頭までの直線がどういう線になっているのか?ここを意識して練習すれば、再現性も自分の中で高められます。足から肩までは斜めだが頭は真上、頭だけ斜めで肩から下は真下。こういうミスにつながる打ち方になっていないかをその都度、修正していけば良いのです。

もちろん人それぞれ角度についての好みはあるでしょう。スマッシュを早くしたい、強く沈むものが打ちたいと思うなら、この体の角度を微調整です。最初はたぶん空振りする事もあるでしょうが、体全体を使えた時のスマッシュを一度体感するとヤミツキになるものです。

ちびっ子からお兄ちゃんに変わる頃には、チャンス球をしっかり相手コートに沈めたい場面も増えてきます。ネットの高さを怖がる時期からの卒業課題として、体を斜めにした強いスマッシュを打ちこんで欲しいなと思います。力まず打つ瞬間にだけ力を爆発させラケットヘッドを相手コートの狙ったポイントに向かって走らせる。この基本は忘れずにですけどね。

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