2017/09/25 回内しても力なく バドミントンと関節の回転

ジュニアのメンバーが怪我をし、その代役として練習試合に三男坊が参加してきました。私は次男坊との約束があったので応援には行かなかったものの、本人は思った以上に試合が出来てクタクタのようでした。6年生相手にそこそこ戦えたとも言っていたので力はついてきたのかなと思います。ダブルスオンリーですが(汗)

シングルスになると、なぜかスイートスポットを外して打つ事が多い。不思議なのですが、しっかり自分のショットを打つ前に他の事を考えすぎているのかなと思います。しっかり打てていないから、余計に他の事をケアしないといけなくなり悪循環に陥っているように思います。

相手どうこうの前に、自分のショットのズレに向き合わないとシングルスではダブルスのような結果は伴わない。そんな気がします。打つ瞬間の余裕。タイミングの取り方、瞬間的な判断と、まだまだシングルスでは土台となる基礎力が足りていない。もう少し時間がかかりそうな気配です。12月までにはなんとか自分のショットに自信を持って欲しいなと感じます。

さて、土曜日は全体練習で初心者組をまた観察しながら、骨の可動域について気が付いた事があるので、それをメモしておきます。

肩周りの旋回。これが初心者の子の多くがうまく出来ていないようでした。手首を回内させる運動ばかり意識しすぎて、肘を中心とするとその反対の部位である上腕骨の回転が出来ていないため、肩が回らない手首だけの回内になっている子が多いのです。

そのため肘位置が固定できずに、肘が右へ左へと動いてしまっていました。手首の回内だけ意識しても、肘がこれだけブレてしまっていては回内運動も無力化されてしまいます。肘は固定するイメージ、そして手首の回内と同じように、上腕骨も旋回させる。

ただ見ていると物を投げる経験があまりない子が多いのか、上腕骨を旋回運動させようにもいわゆる肩が硬い状態。筋肉への神経伝達部分でもまだまだ未発達なのかなと感じます。鉄アレーをもって腕を下に降ろし、上腕骨を回転させる運動などをさせてあげないと手打ちが治らないのかなと感じます。

バドミントンは、回内や回外と手首まわりの動作が特徴的ですが、肩(上腕骨)の回転があって初めて全身運動と連結します。柔らかい肩をつくるそんな運動も必要な子が多いのだなと感じました。おそらく肩周りがこれですから下半身でも足の付け根あたりの大腿骨の回転がうまく出来ない子も多いのでしょう。

運動神経の良い子は、スムーズに自然と回転できる当然の骨回り。それが出来ていないから思うように体が動かないのでしょう。ほんの10度回転可動域が広がるだけでグッと体がブレなくなるのになと思います。体幹も大切ですが、そもそも体幹を使える体(骨の動き)になっていない子が多い。

そんな事を感じた初心者、基礎組でした。柔軟体操、体幹トレーニング、さらには骨を動かすトレーニングと子供たちにはいろいろ経験させてあげないといけないんですね。

そういえば、うちの長男坊に先日、ロブやヘアピンの特訓をした時に、足が開かないという驚きの事態もありました。40超えたおっさんよりも14歳の子の足が開かない。「そんなんでずっとやってたのかよ!」と思わず言ってしまいながらも、いろいろな運動や遊びを経験させてあげられていなかったんだなと反省してしまいました。

外で遊ぶ機会の少ない現代の子の体は何もしないと、どんどんおじいちゃん化してしまうんですね。環境とは怖いものです。

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