2018/01/22 首の強さと使い方 バドミントンと体軸

先日土曜日に神奈川県愛川町のオープン大会に行ってきました。神奈川、東京、埼玉、千葉、静岡など近県の小学生達が集まり、熱戦を繰り広げてくれました。うちの三男坊も参戦しましたが優勝した子に負けてしまい悔し涙を流していました。

序盤5-2とリードしていたのに審判が相手の点数がリードしていると勘違いし記入、試合もそのまま進行、点数だけが相手に入り続ける不思議なゲームに三男坊は心を折られてしまいました。違和感を感じた際に、点数を確認しないといけない事を痛感したようです。審判に確認するのも選手の仕事ですからね。審判が初心者という事もあるのです。

まぁ、どちらにせよ、まだまだ力の差を感じた試合でした。部分的にはラリーも良くなってきていますが、これからの練習で克服しないといけない事だらけです。この事実に変わりはありません。

さて、試合の事はこれくらいにして、先日の「視線の流し方」をうちのジュニアのメンバーの練習風景を眺めながら確認してきました。案の定、多くの子が首を使えていないことがわかりました。左右に飛び込みながら打つ時に顔を前を向いたままであったり、あごが先にあがってリアコートでの前進力を失うなどなど。特に一番の伸び悩んでいる中学1年女子のアゴはどんなときにも上がりっぱなしなように感じました。本人は普通だと思っているのでしょうから厄介です。

まず視線を斜めに流すことで、首も横に捻られる。そして首が横に捻られれば、胴体にもひねりが生じ、力強いショットが打ちやすくなる。動作原理としては単純ですが、今まで使っていないものを使おうとなると若干難しいのかなとも思います。

ひとまずうちの三男坊に首を意識して、練習してもらいつつ、感覚の違いなどを教えてもらっています。現時点では、スマッシュが早くなった気がする。と言っていますが、試合になるとまだまだ使えない事が多いので、自動化までには時間が必要なのでしょう。

そこで、自宅で行っている初動トレーニングに、この首の動きもプラスして、体に染み込ませる作業を開始しました。試合で負けてくれるとよく話をきいてくれるので、今は負けても良いかなと思っていたりします(笑)

首をみればその人のパワーがわかると言っても良いほど、運動の要です。プロのアスリートのどっしりとした安定感は、首の太さが物語っていたりします。また、弓道の世界では胴造りといって、首ー肩ー胴と一連の動かし方も理論として存在していたりします。

赤べこのようなフニャフニャな首では、せっかく鍛えた体幹も台無しになってしまうほど、首は体の軸です。しっかり首の動かし方と安定を意識したいものです。ちなみに、アゴをあげると首の後ろの筋肉が縮み硬直します。こうなると背中や肩の筋肉も硬直してしまいスムーズな動きが出来なくなるそうです。

首をまっすぐに保つ事で、肩や背中の筋肉も使いこなせるようになります。視線の動かし方は、この首の安定化につながります。左右に飛びつきながら視線をしっかり横に流し首をサッとひねって打てるように。後ろに下がる時に斜めに視線を動かし首をひねり、アゴがあがらないように。

こういった運動連鎖は試合では身につきませんから、ひたすらノックで特訓したい気持ちです。とはいえ運動連鎖がスムーズに行われないままスピードやパワーを追及すると故障につながりますから、寒い時期にはより注意が必要です。水曜日の特訓DAYの時にでも、少しずつやっていこうと思います。千里の道も一歩からです。

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