来月の東京都ダブルスに向けて、うちの三男坊も練習の無い日に、パートナーと極秘特訓を先週から続けています。技術的な課題は多々あるとはいえ、それ以上に、以前のような噛合いが感じられないのが今の2人の現状です。
ダブルスにおいては、ここが底辺でしょうから、これから上がるだけなので心配はありません。お互いの出来る事、やりたい事、厳しいものなど共有していけば、以前のように噛み合わせも良くなってくるでしょう。現状は、一人は背負い過ぎ、一人は遠慮し過ぎな感じを受けます。
「ミスしてはいけない」「自分がやらないといけない」「精神的に大人にならなければいけない」「エースになる!」などなど、息子のパートナーは背負い過ぎ、考えすぎているのでしょう。お姉ちゃんも副キャプテン当時、それで苦しんでいましたからね。
過度のプレッシャーを自分自身に与えてしまい、余計な力、気負いから、精神と体力を消耗する。もっと単純にバドミントンをすれば良いだけなのですが、期待に応えようと、自分の理想に近づこうと、がんばり過ぎちゃうようです。
先日の愛川オープンでも決勝で我武者羅になれず、スイッチOFFのまま、ただただ誰かの物真似をしているような感じで、大人しく負けてしまいました。シングルスでもダブルスでも、コートに入ったら我武者羅にバドミントンをし、もっと楽しんで欲しいなと思います。楽しんでいる時が一番、力が出るのが彼ですから尚更です。
いずれは回復するものとは思いますが、このままの状態が続けば「イップス」が発動しかねません。「打つのが怖い。コートに入るのが怖い。」練習では問題なく出来ても、試合になると突然、こんな思いが湧きあがってしまいかねません。
精神的に強くなれ、プレッシャーに強い子になれ。この何となく言ってしまいがちな言葉が、お姉ちゃん同様に彼を苦しめる要因になってしまいます。シャトルは友達。一番根っこの部分を大切にして欲しいなと思います。うちの三男坊ももちろん同じくです。
シャトルはにこやかに笑って飛んでくる。シャトルを打ちかえせば、ジェットコースターにのる子供の様にドキューンと飛んでいく。そんなワクワクする世界でコート内を楽しんで欲しいなと思います。